イヤイヤ!お手てに描くの!! ~イヤイヤエピソード~
2020年9月24日
先日、みんなでお絵かきをしていた時のことです。
Bちゃんが急に、赤いクレヨンで自分の手の平をぬりぬりし始めました。保育士が驚いて「手が真っ赤になっちゃう。汚れちゃうよ」と声をかけましたが「イヤイヤ!お手て!!」と言って手に描くのをやめませんでした。
そこで今度は「お手てに描きたいんだね」とその子の気持ちを言葉にして言ってみました。すると、「うん、虹を描きたいの!」と教えてくれたのです。保育士が「そっか、虹が描きたかったんだね。それならこっちの紙に描くともっときれいだよ!」と言うと、「うん!」とにっこり笑って、紙に描くことを楽しむことができました。
子どもが「~したい」と言ってきた時は、できるできないに関わらずまず「いいよ」とその気持ちを受け止めることが大切です。そうすると子どもは自分の主張を認めてもらえたと安心します。そして「そうだね~」と気持ちを受け止めた後で、できない理由を説明し、他の案を伝えましょう。そうすることで子どもも納得してくれることが多いです。「そうだね~」は魔法の言葉ですね!
イヤイヤ期真っただ中のりす組の子ども達。‟自立への第一歩”、‟成長の証”とは分かっていても、突然のイヤイヤや自己主張にお家でも手を焼いてしまうことがあるかもしれません。そんな時の対応策を、実際に保育園であったイヤイヤエピソードを取り上げながら、時々お伝えしていきたいと思います!(保育士S)
~お絵描きを楽しむりす組の子ども達~