現在、らいおん組の部屋には、カタツムリ、オタマジャクシ、ザリガニ、カブトムシがいます。先日、幼虫だったカブトムシが羽化し、土の上に出てきました。成長を心待ちにしていた子ども達は大喜び!毎日、嬉しそうに観察したり、世話をしたりしています。
今は羽化したカブトムシを仲良く大事に世話している子ども達ですが、実はこんなトラブルが発生していました。
ある日、A君が「Bちゃんがカブトムシを見せてくれない・・・」と保育士に話をしに来ました。そこで、A君の思い、Bちゃんの思い、そしてクラスみんなの思いを聞いてみようと、話し合いをしました。
A君の「僕も見たいのに見せてもらえなくて嫌だった」という思いを聞き、中には「みんなに見せたくないなら、Bちゃんの家で飼えばいいんじゃない?」という意見も。(Bちゃんの家から幼虫を頂きました)でも、Bちゃんにも理由がありました。それは「触ると弱ってしまうから」というもの。そこで、さらにみんなで意見を出し合い、カブトムシを飼育する際の約束事を決めました。
・触らない、マットに潜っているカブトムシを出さない
・飼育ケースを叩かない
まだ、保育士の助けが必要な部分もありますが、しっかり自分の意見を伝えたり、自分達なりの解決策を見出したりできるようになってきています。日々、トラブルは起こってしまうものですが、相手の思いを知ったり、友達と言葉で思いや考えを伝え合う良いチャンス!ととらえ、丁寧に関わっていきたいと思います。
7/10 保育士S