今月のうさぎ組おすすめ絵本は、『ありがとまと』です。
この絵本は、真っ赤なトマトの”おたすけヒーロートマトマン”が困っている野菜たちを助けてくれるお話です。
おすすめするポイントは、ユニークな挨拶やトマトマンを呼ぶ場面が繰り返しある所です。
野菜たちが困っている時は、その度に「助けて!トマトマーン!」と呼ぶ場面があり、トマトマンが解決するとみんなが「ありがとまと(ありがとう)」とお礼をします。それらのテンポの良い挨拶や掛け声が繰り返しあることで、子どもたちも喜んで絵本を見ていますよ。また、繰り返しあることで初めは声を出さなかった子も、友だちや保育者の真似をしてトマトマンを呼んだり、応援する姿が見られます。
この絵本のおすすめな読み方は、挨拶をする時に読む人も身振りを加えることです。この絵本には、「ありがとまと」「どういたしまして」などの挨拶があります。その時にイラストと一緒にお辞儀をすると、”ペコリ”と野菜たちや保育者の真似をします。トマトマンを呼ぶ時でも、手を添えながら大きな声で呼ぶと一生懸命「トマトマーン!」と呼びます。そんな、みんなで同じ仕草をする場面がとても可愛らしいです。
また、言葉のテンポが良いお話なので、さらに言葉や音が楽しめるようなものをアレンジして加えてみるのもおすすめです。一例ですが、私の場合はトマトマンが登場する時に「テッテレー!」「ジャジャーン!」などの効果音を出しています。言葉に興味を持ち始めているこの時期だからこそ、アレンジしてお子様が気に入っている言葉を加えて一緒に楽しむのもいいかもしれませんね。
7/17(火)