近くの公園にお散歩に出かけた時のこと。
「先生!大変だよ!池に新聞紙がいっぱい落ちてる!」
と、A君が慌てて報告に来ました。
様子を見に行くと、池には新聞紙やらお菓子の袋やら空き缶やら・・・ゴミがいっぱい落ちていました。
「ゴミがいっぱいで、池が汚れちゃってるね。悲しいね。」
と、保育者が言うと、A君と近くにいた子ども達が、
「ゴミ拾いしよう!」
と、提案してくれました。
池の中の石段に乗り、身を乗り出しながら、一生懸命にゴミを拾う子ども達。
なんて、素敵な姿なんだろう!
池のゴミを当たり前の事と受け止めなかったこと。
池が汚れるなんて大変だ!と感じ、大人に報告できたこと。
自発的に、ゴミ拾いを始めたこと。
心の豊かさ・考える力・判断力・友だちとの協調性・・・
なんだか、一気に子ども達が“大きくなったなぁ”と感じる出来事でした。
最後に残った空き缶。
なかなか手が届かず、私までもが諦めようとしていた時、A君が長い枝を探してきて、必死に手を伸ばしていました。
枝が空き缶をかする度、『あ~。』『おしい!』と、周りのため息が響く中、絶対に諦めないA君。
数分後・・・諦めない心が実を結び、空き缶を拾うことができました!!!
池はすっかり綺麗になり、子ども達の心も私達の心もピッカピカになり、いい気持ちで公園を後にしました。
9/25.保育士Y