食育を楽しもう!NO.5
2018年12月3日
12月に入り、様々なところがクリスマスモードになってきましたね。
クリスマスは、家族でパーティーをする家庭も多いのではないでしょうか。
クリスマスメニューと言えば、CMでも流れているフライドチキン!
日本と違って欧米では、七面鳥を食べるイメージがありますよね。
では、それはなぜなのでしょうか?
諸説ありますが、17世紀にアメリカで生まれた風習だそうです。
その頃、アメリカに移住したヨーロッパの先住民が、寒さから食糧難になり、亡くなる人が多かったそうです。その時に、インディアンが捕まえた七面鳥をもらったことで飢えをしのぐことができました。そのおかげで、先住民たちは、農業、狩猟ができるようになり、収穫祭を行えるほど食が豊かになりました。その感謝の気持ちを先住民がインディアンに七面鳥を贈って表したことが始まりです。
この風習は、アメリカでは11月末の感謝祭のごちそう、クリスマスなどの行事で食べることで受け継がれています。その風習が日本に入り、日本では手に入れにくい七面鳥の代わりにフライドチキンを食べることへと繋がるのです。
クリスマスの定番の献立も由来を調べてみると、日本だけでなく、海外のことを知るきっかけになりました。このような食にまつわる伝統を子どもたちに伝えることも「食育」の1つです。クリスマス、冬至、大晦日、正月と行事食を食べる機会が多くなるこの季節。ぜひ、お子さまと一緒に調べて、食事の意味を知るきっかけにお役立てください。
今回の「食育を楽しもう!」は、1日3回の食事の大切さとおやつについてです。
もりもり食べて、寒さに負けず元気に過ごせる強い体つくりをしましょう。
12月3日 食育実践プランナー 保育士Y